若い正社員、中年の契約社員

 21時。面接から帰宅して、テイクアウトしたファーストフードを食べ終わりベッドにゴロゴロしていたら、何時の間にか眠ってしまっていた。最近、以前よりも面接が終わると疲労感が強い。失業期間が長くなって「次こそ決める」という自分へのプレッシャー、それが無意識にかなりあるのだと思う。

 窓を閉め、カーテンを閉め、部屋の電気を点けた。20時を過ぎていたが、家内はまだ帰宅してなかった。そういえば、今夜は会社の歓迎会なので遅くなると言っていた事を思い出す。

 今日面接に行った会社は、正社員ではなく契約社員の募集。応募できる案件が少なくて、正社員だけを探していられない。1年以上働いてないし、契約社員もやむをえない。今は早く収入を得られる仕事が欲しいのだ。そもそも契約社員だって今は競争率が激しいので、採用されるのは難しい。特に私の年齢になると。

 将来的には正社員の登用もアリとのことだが、実際のところどうなるかはわからない。会社全体の平均年齢はそれなりだが(30代後半とのこと)、募集部署は30才くらいとのこと。面接官にも若い人(20代後半くらい)がいた。その彼からしてみたら、40にもなって契約社員の面接を受けに来ている私はどう映ったのだろうか。

 もし採用になったら*1、たぶん私はこのくらいの年齢の人から仕事を教わるんだろうなぁ。いや、実際この彼が教育担当、上司のような立場になるのだろうか?。うまくやっていけるだろうか?、なんて考えてる時点でまだ私は変なプライドみたいなものを持っているのだと思う。

 離職期間も長いし、いろいろな会社を受けてはひたすら落ち続けている。そういうプライドみたいものを持ってる限りダメなのかもしれない。今までの自分を崩して、新しい環境に対応していかないといけないのかもしれない。そうでもしない限り、現状の生活から抜け出せないのかも。いつまでもチキンレースみたいなことは続けてられないしなぁ。これまでと同様のことをし続けることが正解ではないのかもしれない、ブレーキ踏んだからといって負けじゃないのかもしれない。

 と、内向きにくよくよ考えたところで鬱っぽくなるだけなのでやめておこう。とかく、失業期間は内省的になってしまっていけない。酒でも飲んで寝よう。なにしろ金曜の夜じゃないか。平日働いてない無職でも区切りは必要だしね。

*1:今日の面接内容を振り返ると、その可能性はかなり低そうではあるが。