台風迫る

 夕食前に、妻から「今後の見通しってどうなの?」的な話しをされて立つ瀬がない。まぁ、夫は1年以上も働かずに、ただ部屋でPCに向かっているだけだからストレス溜まるのも当然だろうとは思う。

 これまでもそういった会話がなかった訳ではなく、定期的に繰り返されている話でもあるのだが、今回はさすがに語気が強かった。責められるというよりも、彼女の不安を切々と訴えかけられる。不安を解消させる言葉をかけられない自分が情けない。

 以前はモデルルームを見に行ったりしてマンション購入の計画もしていたが、現在は白紙状態。妻は正社員で働いているので生活はなんとかなっているものの、余裕はない。まだ若い夫婦だったらいいのだけど、この年になって将来の生活設計が見えなくて不安なのは分かる。甲斐性無しの自分を申し訳なく思う。

 私自身、仕事がいつになったら決まるのか分からない。「6月中には決まるよ」なんて言えればいいのだけど。だからといって、決まるまでこれまで通りの生活をただ続けていて良い訳ではなく、行動を変えなければいけない。もう1年以上無職なんだから、アルバイト的なことをしながら職探しをするとか。でも何もしてこなかった。

 私の悪いとこは、行動する前にまず考えてしまう。いやそれ自体は決して悪いことではないのだが、やらない理由をも考えてしまう。そして行動しない。例えば仕事を探していても、

仕事内容は合ってるけど、設立間もないベンチャーだし、社員が皆若い。そして給料があまり良くない(前職よりかなり下がる)。こんな仕事に就けたところで、また辞めたくなるのは目に見えている。だから応募しない方がいい。面接に行ったところで時間とお金(交通費・写真代など)の無駄だ。

なんて風に思い込んでしまう。でも、実際には、

まず、(なんといっても)給料が安くても、とりあえず目先のお金は入ってくる。これまでみたいに収入ゼロではなくなる。
 さらに、

  • 最初の給料は安くても、一年後にはそれなりに昇給させてくれる可能性が無い訳ではないかも。
  • 働きながらも、引き続き(条件が今より良い)仕事を探していたら、在職中のせいか気持ちに余裕があり、うまくいくかもしれない。

なんていうのは都合の良すぎる話だが、でも物事は自分の思ってる通りには進まない方が圧倒的に多いので、結局やってみないと分からない。その一歩さえも臆してしまうと可能性の芽を全て摘んでしまうことになる。

 先程までめたぷーの備忘録を拝読。無職の心境がストレートに綴られた内容で、いつも共感しながら読んでいます。東京からご実家へ戻られる日まであと2日。ブログのコメント欄がないのでメッセージを残せないのが残念。地元に戻っても頑張って欲しいと思ってます。私も頑張ります。